この記事はこんな人におすすめ!
- この結婚はどうせうまくいかない【原作小説または漫画(9話~11話)】を読んだ人
- 原作小説を読んだ人の感想・考察を知りたい人
どうも。たちばなです。
2022年10月21日~
ピッコマにて漫画の連載が開始された
【この結婚はどうせうまくいかない】
今回の記事は
原作小説1巻2章の考察&レビュー記事
です。
ちなみに1巻1章の感想はこちら↓
この記事を書いた人
この結婚はうまくいかない1巻【原作感想&考察レビュー】②
それでは、感想&考察です。
各シーン毎に感想&考察を述べていきたいと思います。
話の流れや原作の内容ではなく、あくまで個人の感想&考察がメインです。
内容が気になる方は、原作を読むことを強くオススメします。
意外と簡単に読めるので是非!
読み方は後述しています!
- イネス1回目の人生(オスカル)
- イネス2回目の人生(エミリアーノ)
- イネス3回目の人生(カッセル)
①イネス1回目の人生(オスカル)
要点
- 26歳で人生の幕を閉じたイネス。
- 銃を咥えて自殺(オスカルからのプレゼント)
- 対外的なオスカルは完璧な皇太子。
- 全ての流産はオスカルの性生活が原因
- 徹底的にイネスに背を向け続けたオスカル
感想&考察
一致しないオスカルの言動
結婚するまでは優しい仮面を被り続けていたオスカル。
何故こんなゴミ男になってしまったんでしょうね…。
ただひたすら欲望のための行動と書かれているけれど、皇太子として後継は絶対必要だし
ただそのためだったとは説明がつきづらいですね。
離婚も拒否し、イネスにどれだけ殴られても罪には問わず『威厳』を大事にしたオスカル…。
(罪を問うには、『妻に殴られた夫』でなければならない=威厳を保てない)
本当に狂ってますね。
そして離婚を拒否する理由も『愛しているから手放せない』
イネスへとにかく残忍にふるまうくせに、離婚はしない。
理由は愛しているから。
言葉と行動が完全に一致していないオスカル。
果たしてその理由は一体何なのか…。
ただただ可哀想なイネス
パレスティナの一人娘として最高な人生を歩んできたイネス。
そんなイネスをどん底に追いやったのがオスカルとの婚姻。
漫画版ではわかりにくかったですが、イネスの流産した理由は
オスカルの性〇が原因なんですよね。
男も女も関係なくっていうのは読んでて相当気分が悪かったです。
1回目のイネスの人生を整理してみると、本当に欠点が全くないんですよね。
この地獄から抜け出すためには『死』を選択するしかなかったイネスを思うと
ただただ可哀想です。
②イネス2回目の人生(エミリアーノ)
要点
- 16歳に回帰。(オスカルとの婚姻4カ月前)
- 一目ぼれしたエミリアーノを誘惑し逃亡
- 4年間の逃亡生活の末、パレスティナに連れ戻される
- 2度目の人生を終える
感想&考察
2回目の人生は読んでいて本当に胸が苦しかったです。
漫画版(11話)のエミリアーノのあの表情を見るとなんとも切ない気持ちになる…。。
はじめて『真実の愛』を知るイネス。
オスカルとのひどい1回目の人生を経験した後の
エミリアーノとの4年間はイネスにとって本当に宝物のような日々だったんだろうな…。
これが愛なら、彼女はたった1秒もオスカルを愛していなかった。
こう思えるほどエミリアーノを愛していたイネス。
子供の安全を保障されないと知った後、
エミリアーノがいない世界だからと2回目の生も自ら命を絶ったイネス。
辛すぎた…
ところで、回帰前の人生でもエミリアーノには会っていたんですよね。
その時も、一目ぼれはしていたんでしょう。
でもオスカルとの結婚を夢見ていたので、何の行動も起こさず心に留めてたんだろうなと。
そして2度目の人生で、オスカルと婚姻間近・崖っぷちのイネスはエミリアーノを誘惑。
エミリア―ノも実はイネスに惚れていて、2人は恋におちたと。
この2回目の人生はたった数ページしかありませんでしたがロマンス小説を1冊読み終えたかのような濃い内容でした。
温かくて、幸せで、とても苦しい。
色々な感情が湧き上がってきて忙しかったです。
③イネス3日目の人生(カッセル)
要点
- エミリアーノを愛しすぎた2回目の人生を否定
- 自殺したら回帰するという結論を下す
- 離婚に最適な条件のカッセルとの婚約を決める
感想&考察
3回目の人生でのエミリアーノに対する気持ち
あれだけ愛した『エミリアーノ』という存在。
普通の回帰物であれば、
エミリアーノとの幸せな未来を勝ち取るために今後行動しよう!
という思考になる気がしますが
イネスはただ、悲しい結末を終えた2回目の人生を否定します。
全ては夢だったと。
そう思わないとやりきれないほどエミリアーノとの愛は幸せと同時に心に傷を残したんでしょう。
3回目の人生の始め、自分の知らないどこかで生きているエミリアーノに向けてのイネスの言葉。
君が生きていたら、私も大丈夫だった。それだけでもこの人生は再び意味をもつだろう。
読んでて胸がぎゅ~っと締め付けられました。
切なすぎて苦しい…。
オルテガの女性
結婚していない女性に対し権利が発展していないオルテガ。
- 結婚していなければ法的に独立した人間になれない
- しかし離婚したら様々な権利を得ることが出来る
なるほど。
最初は、
婚約もしていない状況への回帰ならそもそも結婚しなくてもいいのでは?
と思ったのですが、
- パレスティナ公爵家の一人娘としての立場
- オルテガの法律
がそれを許さなかったということですね。
イネスは3回目の人生をきちんと終えるために、離婚ができる結婚相手が必要だと考えたわけです。
- 自殺をすると、10年単位で回帰してしまう。(次の回帰は母の腹の中?)
- 必ず結婚をしなければならない立場と状況
⇒結婚はして、そのあと離婚すれば『悠々自適な生活』を享受することができ、人生を全うできる。全ての問題が解決!
カッセル・エスカランテを選んだ理由
- 過去2回の人生で誰とも結婚せずにただ自由奔放に生きていた男
- 女が誰でも欲しがる男
- エスカランテ出身の皇后が認める男
オルテガの法律を考えた上で、カッセルが一番適切だったということですね。
女との噂が絶えない男程離婚しやすい相手はないですから…。
こう考えると、カッセル視点のイネスの発言がことごとく理解できますね。
むしろこの情報がないと全くイネスが理解できない。笑
ふと思ったんですが、エミリア―ノに一目ぼれしたというイネスは
カッセルにはそうでなかったんでしょうかね…。まあ、幼い頃から何度もあってたし
どうこう思う前に皇太子と婚約したのかな?
それか単純にカッセルがタイプではないのか…
2章全体の感想
1回目読んだときはは何気なく通り過ぎていた些細な文章にも、大きな意味があると気づきます。
例えば、イネスはオスカルと結婚したことについてこのように表現しています。
人生で恥ずべきことは1度もしなかったのに、彼女は罰せられていた。この人間と結婚したという罪で
この結婚はどうせうまくいかない 1巻2章 イネスのセリフ
これ、全て終わった後に改めてもう一度読んでみると、話全体に大きな意味のある一言だなと。
何度も思うけど作家さん、天才すぎる。
それにしても、イネスの視点めちゃめちゃ濃かったですね。
感想・考察メインなのに要点まとめみたいになってしまいました。
でもここを分かっておかないと今後の行動や感情の説明が難しいんですよね…。
ここで一つ余談ですが、『この結婚はどうせうまくいかない』
で出てくる敬称についてざっくり説明。
セニョール→男性への敬称(Mr.やSirにあたる)
セニョーラ→既婚女性
セニョリータ→未婚女性
これらはスペイン・ポルトガル語です。
漫画で中々選ばれない敬称なのでなんだか新鮮ですよね。
さて、次は3章です。
イネスとカッセルの結婚がとうとう動き出しますよ~~~。
原作小説を読むには
『この結婚はどうせうまくいかない』原作を読む方法
韓国語の原作『この結婚はどうせうまくいかない』は
- 原作小説をRIDIBOOKで購入
- 翻訳アプリを使う
↑の方法で簡単に読むことができます!
iphoneやipadの場合、スクショしながら
Papago(翻訳アプリ)で読む方法が一番手っ取り早くてオススメです。
RIDIBOOKSでR指定ものは本人確認必須なので注意!)
なお、
androidで、スクショが出来ない!
という方は、
- RIDIBOOKで『この結婚はどうせうまくいかない』単話で購入
- 翻訳できるブラウザでそのまま読む【Googlechrome等】
上記の方法でも読むことができますよ!
原作のタイトルや詳細情報は↓からどうぞ
終わりに
『この結婚はどうせうまくいかない』1巻2章の感想&考察でした。
イネスの視点が余りにも濃かったので、嚙み砕いて読むのに想像以上に時間がかかりました。
先日原作の『外伝』も発売されましたね。外伝だけで50万字弱ある小説はじめてみました。笑
たっぷり読める幸せ・・・
次回は第3章『裏切らないという言葉の裏切り』の感想&考察です。
漫画読んでる方は、この章のタイトルで内容が想像できると思います…。
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それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!
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