こんにちは。橘 蜜柑(たちばなみかん)です。
もう何十年と少女まんがを読み漁っているたちばなですが
ここ最近で衝撃をうけた作品、『うるわしの宵の月』について語っていきたいと思います。
うるわしの宵の月 ってどんな漫画?
- 正統派王子×グイグイ邪道王子
- 新感覚ラブストーリー
- キュンキュンする
うるわしの宵の月は、あの実写映画化されたひるなかの流星や椿町ロンリープラネットなど、数々の人気作を生み出した、やまもり美香先生が描く”ありそうでなかった”新感覚ラブストーリーです。
この作品から連載誌がマーガレットからデザートに移ったことで、絵のタッチや作風ががらりと変わった印象をうけます。
最初みたときはやまもり先生の作品と気がつかなかったくらい!
うるわしの宵の月 あらすじと感想
ここからは、うるわしの宵の月の魅力について書いていきます。
※多少のネタバレも含まれます。ご容赦ください。
新感覚!主人公が〇〇キャラ!?
電車に乗り遅れそうな女の子たちを、端正の顔立ちのいわゆるイケメンがカッコよく助けるシーンからものがたりは始まります。
女の子たちは、助けてくれたイケメンにときめき、連絡先を聞こうかと騒いでいます。
ピンチを助けてくれたイケメンに恋をする。いわゆる少女漫画の王道の幕開け…のはずですよね?
しかし、うるわしの宵の月は違います。
引用:うるわしの宵の月 1巻
このイケメン、なんと女の子だったのです。
彼女の名前は滝口 宵(たきぐち よい)高校1年生。
困っている人をほっておけない性格や、その見た目から宵はいつしか周りから『王子』と呼ばれるように。
うるわしの宵の月は、このイケメンで王子な女の子である宵ちゃんが主人公のお話です。
この漫画に初めて出会ったとき、はじめは普通にBLモノかと思ってました(宵ちゃんのビジュアルがイケメンすぎて)
ここまで主人公が王子を極めている(見た目から性格まで)漫画がかつてあったでしょうか。
作中で女の子にモテモテの宵ちゃんですが、描かれている行動一つ一つがしっかり『王子』であり、そう呼ばれるのもつい納得してしまいます。
けれど、宵ちゃん本人はごく普通に過ごしているだけ。『王子』と周りに勝手に持ち上げられていることに不満を抱いているのでした。
そりゃ見た目は男の子っぽくても中身は女の子ですもんね。王子なんて呼ばれたくないよね…。
ヒーローはもう1人の『王子』
父親は大富豪で、2~3個会社を任されており、泣かせた女の数は3ケタと噂されている…。
この作品のヒーローもまた、宵とは別の意味で『王子』と呼ばれている市村 琥珀(いちむら こはく)という人物です。
琥珀は、宵をはじめてみたとき『めちゃくちゃ美しい男』 だと勘違いしてしまいます。
しかし宵が女であると気付いたのち、琥珀は”ある出来事”をきっかけに宵に興味を持つように。
自分に見せる宵の様々な『表情』に魅了され、もっといろんな『宵の表情がみたい』と思うようになります。
圧倒的にイケメンで、色気も兼ね揃えている琥珀。
口元のほくろがもうたまらんのですよね。前作の『椿町ロンリープラネット』に出てくる男性キャラもそうですが、やまもり美香先生の描くキャラってもう本当にセクシー…。
ちょっとヤンデレ感のある発言なんかもあったりして、そういうのが大好きな筆者としてはすごく悶えました。
引用:うるわしの宵の月 1巻
どこか掴みどころがなく行動の読めない琥珀が大好きになること間違いなし!
2人の『王子』の恋の行方は…?
”正統派王子”な宵(♀) と ”グイグイ邪道王子”な琥珀(♂)
琥珀は宵に興味を持ちはじめ、ぐいぐい宵に言い寄っていきます。
女の子扱いをされたことが無い宵は、そんな自分を好きになるはずがないと思いながらも
琥珀のことが気になっていくのです…。
今後に期待ですね!
タイプは違えど共に王子と呼ばれている宵と琥珀。
この2人が、今後どのように距離を縮めていくのかが本当に楽しみです。
さいごに
『うるわしの宵の月』を紹介しました。
気になる方はぜひ一度読んでみてください。
ちなみに、やまもり美香先生によるとこの漫画のタイトルは『ヒーロー目線で主人公を見たとき』をイメージしてつけたそうですよ。
そう思うと、またタイトルに違う印象を受けますよよね。確かに琥珀目線っぽくていいタイトル!
やまもり美香先生の作品であるひるなかの流星、椿町ロンリープラネットもめちゃくちゃ面白いので読んでない人はぜひ読んでみてください。
以上、うるわしの宵の月の紹介でした。
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